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銀行が「郵便局」になる日

みなさんは最近郵便局に行きましたか?最近郵便局に行く用事と言えば、ゆうパックを送ったり、年賀状を買いに行くときぐらいでしょうか?年に数回行く程度かと思います。もちろん、離島に住んでいる人にとっては、郵便局は銀行的な役割も果たしていますので、毎日のように行く、という人もいるでしょうが、多くの人にとって郵便局はほとんどいかない場所になってしまいました。


インターネットが無かった時代はどうだったでしょうか?郵便局は、手紙を出したり、切手を買ったり、企業がお客様に通知を送ったり、、、もっといろんなコミュニケーションに使われていたと思います。インターネットが生まれたことで、コミュニケーションの大半はインターネットで行うことになり、手紙を送ることはほとんどなくなり、郵便局にいくことはなくなりました。


ビットコインの登場で、今後は私たちはますます銀行を使わなくなる時代が来るのではないかと考えています。ここでは、「郵便vs電子メール」、「円・米ドルなどのお金 vs ビットコイン」という枠組みでビットコインの重要性を考えてみます。


郵便 vs 電子メール


郵便と電子メール/メッセンジャーは、基本的には同じ目的を持つコミュニケーション手段ですが、その運営方法には大きな違いがあります。


郵便サービスは日本では郵便局があり、世界では万国郵便連合という組織があって、日本から世界に送られる郵便の送り届けのルールや手続きを決めています。郵便物を送るためには郵便局に持っていき、切手を買って(要は郵便局への手数料を支払って)、そして郵便局がその手紙を受け取り人に届けます。ここでは、郵便局がすべての手紙の流通を管理し、その過程で誰がどの手紙を送ったか、誰がどの手紙を受け取ったかを記録しています。


一方、電子メールの送信を管理している組織や団体はありません。インターネットへの接続は、インターネットのプロバイダーと契約していますが、プロバイダーはインターネットへの接続をするだけで、メールの送受信サービスを提供していません。Gmailでメールを送るにしても、グーグルはメール送受信のソフトウェアのサービスを提供しているだけで、メールを送った相手がどんなメールソフトを使っているかに関係なく、メールの送受信ができます。


電子メールはインターネット上で直接、受信者に送信されるので、日本の人がアメリカの友達に、誰の許可も得ずにメールを送ることができます。もし電子メールが郵便のようだったら、電子メールを管理する「日本電子メール会社」という会社があり、日本で送信したメールが、一旦、日本電子メール会社に送られ、そこから、アメリカの「米国電子メール会社」に送られ、そこから始めてアメリカの友達のメールアドレスに届く、、、、そういうイメージになります。「日本電子メール会社」と「米国電子メール会社」に手数料を支払わないとメールが開けない、、、、こんな不便なことになってしまいます。


円・米ドルなどのお金 vs ビットコイン


「郵便 」と「電子メール」の関係と同じく、「円・米ドルなどのお金」と「ビットコイン」は、似たような関係にあります。


円や米ドルの発行と管理は中央銀行(円は日本銀行、米ドルは連邦準備制度)や政府によって行われます。つまり、郵便のように、円や米ドルのような普通のお金も、中央銀行のような一つの組織によって管理されているということです。中央銀行はお金の発行量を決定し、経済の状況に応じて世の中に出回るお金の量を調節します。


一方、ビットコインは、その発行と管理をする組織がありません。これは電子メールに似ています。電子メールの情報はインターネット上で直接取引され、そのやりとりは、インターネット上の複数のコンピューターを経由して届けられます。ビットコインの取引はブロックチェーンという仕組みで複数のコンピューターで管理されているデジタル帳簿に記録されます。ビットコインには、中央の管理者は存在せず、誰もがビットコインを送受信することができます。


日本だけで生活していると、インターネット銀行で日本国内の別の人に送金をすると、すぐに着金をしたりすることも多いですし、最近ではPayPayを使って支払いや送金をすぐ終わらせたりすることができ、便利になってきています。ところが、海外への送金となると、インターネット銀行では簡単には出来ないことが多いです。ましてやPayPayで海外送金はできません。結果としてWise(ワイズ)などの送金サービスが海外送金の不便さを補うべく出てきています。しかし、銀行の手数料も払った上で、Wiseにも手数料を払って、、、、結局海外送金のコストは小さくなりません。


もし、ビットコインや他の仮想通貨を普通に使う時代が来たら、今の郵便局と同じく、銀行の店舗には年に数回いくかどうか、、、みたいな時代が来ると思います。


インターネットで情報やモノの流れは国境を簡単に越えるようになって、スムーズになったのに、お金だけ国境を越えるのが不便なまま、、、というのが現状かと思います。インターネットが出てきて、電子メールが普及してきた時と、今のビットコインは似ていると私たちは思います。


電子メールが出てきた当初は周りで使っている人が少なくて、電子メールのアドレスを持っているかを聞いて回っていましたが、一旦普及してしまうと、もう郵便に戻ることはできません。


情報やモノの流れと違って、お金の仕組みを変えるとなるとそう簡単ではないかもしれません。しかし、私たちは、みなさんが銀行にはほとんどいかない時代が遅かれ早かれ来て、ビットコインや仮想通貨を使って、国境を越えてお金を送るのが当たり前の時代が来るものと信じています。



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