ビットコインの特徴はこれまでの説明で理解していただけたかと思いますが、具体的にどこで使えるのでしょうか?日本国内から海外まで、具体例を交えてご紹介します。
日本国内では、ビットコインが使えるお店やサービスはまだまだ少ないですが、「Bitcoin日本語情報サイト」によれば、2023年2月時点で実店舗と通信販売を合わせて200店舗程度のみです。例えば、家電量販店のビックカメラでは全国の店舗でビットコインでの買い物ができます。
ただし、私たちは、ビットコインは、国境を越えた取引、インターネット上での取引において真価を発揮すると考えています。Coin ATM Radarによれば、2024年11月1日現在で、仮想通貨のATMは世界で3.8万箇所あまりあります。
出所:Coinmap
Coinmapは、ビットコインが使える場所を地図のヒートマップでしめしていて、アジアでは日本、韓国、台湾、タイなどでビットコインで買い物ができるお店が多いことが分かります。ただ、感覚的にはフィリピンはもう少しビットコインが使われていると考えています。
Coin ATM Radarによれば、ビットコインATMのシェアではアメリカが8割を占めます。
資料出所:Coin ATM Radar
これらのマップを頼りに、海外旅行をした時に、ビットコインを現地のお金に替えることができれば便利ですね。
ビットコインATM(香港)
例えば、海外には、ビットコインで不動産の取引ができるサービスが多くあります。「Crypto Real Estate」、「Propy」や「Crypto Emporium」といったサイトでは、ビットコインで不動産の物件を買うことが出来ます。(ただし、これらのサービスを利用するにあたっては、実際に法的に不動産を取得できるかどうかを、専門家と相談ください。例えばタイの不動産は外国人は基本的には購入ができないはずですが、そのタイの不動産もこれらのサイトには掲載されています。)
ビットコインは、あらゆる国境を越えて、銀行や企業に頼ることなく、送金や支払いができます。この「誰にも頼らない」で国境を越えてお金を動かせるのがビットコインの大きな魅力です。