「ビットコインって何?」でも少し触れましたが、ビットコインの取引ができる最小の単位は小数点以下第8位の0.00000001BTCになります。1BTCの1億分の1のということになります。この最小単位をビットコインの創設者のサトシ・ナカモトにちなんで、「サトシ(Satoshi)」と呼びます。2024年9月現在、1サトシは0.09円です。(最新の価格はこちら(OikuraSats)で確認してください。)
1BTCは2024年9月現在は900万円を越える値段なので、時々「そんな大きな投資はできない」というコメントをいただく場合があります。1円が、0.00000001円というように細かく分けられないので、ビットコインも同じように分けられないと考えてしまっているのかもしれません。
デジタルのお金であるビットコインは小さく分けることが出来ます。つまり、取引がとても少ない金額からビットコインを持つことができます。
皆さんはクレジットカードを使うときに、なかなかクレジットカードの決済が完了しなくて、レジで待たされた経験はありませんか?お金を使うときには、処理速度が遅いと、このようにレジで待たされてしまうことになりますが、毎回そんなことがあっては、そのお金は使い物になりません。ビットコインは、世界で一番最初に作られたブロックチェーンということもあり、取引手数料や処理時間の遅さが問題になることがあります。実際にビットコインを送金するのに、設定する取引手数料にもよりますが、10分くらいかかることもあります。送金手数料を極端に小さくすると数日かけてやっと送金される、ということもあります。
しかし、最近では「ライトニングネットワーク」(詳しくはCoin Postの「初心者でもわかる「ライトニングネットワーク」とは|特徴と仕組みを解説」を参照)という新技術が登場し、これによって手数料が少なく、かつ高速に送金ができるようになりました。一度ライトニングネットワークを使った支払いを経験すると、本当に感動します。
ライトニングネットワークにより、例えば友だちへの少額の支払いや、コーヒーの代金のような小さな取引も、ビットコインですばやく、安価に行えるようになりました。